物流業界を取り巻く環境が激変する中、「2024年問題」や「2026年問題」への対応は待ったなしの状況です。トラックドライバーの労働時間規制や荷主への義務化が進む今、補助金を活用した効率化投資が企業の生き残りを左右します。
本記事では、2026年に活用できる主要な物流効率化補助金7選を徹底比較。WMSやAGV導入から大規模投資まで、自社に最適な制度の選び方と申請成功のコツを解説します。法改正への対応とコスト削減を両立させ、持続可能な物流体制を構築しましょう。
【2026年2月最新】公募中&注目の物流効率化補助金7選 比較表

2026年に向けて活用できる主要な補助金を一覧化しました。自社に合う制度の全体像をまずは把握しましょう。
| 補助金名 | 補助上限額 | 補助率 | 主な対象経費・用途 |
| 中小物流事業者の労働生産性向上事業 | 1.15億円 | 1/2 | WMS、自動倉庫、AGVなどの導入 |
| 省力化投資補助金 | 1億円 | 1/2等 | カタログ掲載のロボット、券売機等 |
| デジタル化・AI導入補助金 | 450万円 | 1/2~4/5 | 業務効率化ソフト、WMS、TMS |
| 大規模成長投資補助金 | 50億円 | 1/3 | 工場・倉庫の新設、大規模設備投資 |
| 成長加速化補助金 | 5億円 | 1/2 | 売上100億円を目指す大型投資 |
| 持続可能な物流を支える物流効率化実証事業 | 3億円 | 1/2 | 荷主連携による自動化機器、システム |
| 地域連携モーダルシフト等促進事業 | 要確認 | 要確認 | トラックから船舶・鉄道への転換 |
対象となる事業規模や目的はそれぞれ異なります。「設備投資」「システム導入」「大規模拠点整備」など、自社の目的に近いものをチェックしてください。
2026年、物流効率化が待ったなしの3つの理由

物流業界を取り巻く環境は激変しており、単なるコスト削減を超えた対応が求められています。補助金を活用してでも効率化を急ぐべき理由は以下の3つです。
- 【2024年問題の継続】依然として厳しいドライバーの労働時間規制
- 【2026年4月施行】改正物流効率化法による荷主への義務化
- 止まらない人手不足とコスト高騰
それぞれ詳しく解説していきます。
1. 【2024年問題の継続】依然として厳しいドライバーの労働時間規制
2024年4月からトラックドライバーの時間外労働規制(年960時間上限)が適用されましたが、人手不足や輸送力不足の課題は解決していません。
限られた人員と時間で従来の輸送量を維持するには、荷待ち時間の短縮や附帯作業の削減が必須です。デジタル技術や省人化機器の導入による抜本的な効率化を行い、ドライバーが運転業務に集中できる環境を整えることが求められます。これは持続可能な物流網維持のための絶対条件となっています。
2. 【2026年4月施行】改正物流効率化法による荷主への義務化
2026年4月には「改正物流効率化法」が完全施行され、一定規模(年間貨物輸送量9万トン以上等)の「特定事業者」に対し、中長期計画の作成や物流統括管理者(CLO)の選任が義務付けられます。
これは物流事業者だけでなく、荷主企業(発荷主・着荷主)にも法的責任が課される大きな転換点です。対応が遅れれば是正勧告や、場合によっては罰則などの対象となる可能性もあります。荷主と物流事業者が協力して効率化を進める体制づくりは、経営上のリスク管理事項と言えるでしょう。
3. 止まらない人手不足とコスト高騰
少子高齢化による労働力不足に加え、燃料費や資材価格の高騰が経営を圧迫しています。2030年には輸送力が約34%不足するとも予測されており、現状維持のままでは商品を運べなくなるリスクが高まっています。
人手に頼らない自動化・機械化への投資は、将来的な人件費高騰や採用難を乗り越えるための防衛策でもあります。補助金を活用して初期投資を抑え、少ない人数でも回る高収益な体質へと転換することが、企業の生き残りをかけた最重要課題です。
出典:持続可能な物流を支える物流効率化実証事業|経済産業省
https://logiefficiency-meti.jp/
【公募中も!】2026年に活用したい物流効率化の補助金7選

物流効率化に直結する具体的な補助金制度を紹介します。それぞれの特徴を理解し、自社の課題解決に最適な制度を選定しましょう。
1. 【1/13公募開始】中小物流事業者の労働生産性向上事業
国土交通省が主導する「物流施設におけるDX推進実証事業」の一環として期待される制度です。WMS(倉庫管理システム)やAIカメラ、無人搬送車(AGV)などの導入と、システム連携をセットで行う事業などが対象となります。
トラックドライバーの荷待ち時間削減や、庫内作業の省人化に寄与する投資が重視されます。システム構築に最大2,500万円、機器導入に最大1億1,500万円という大型の補助枠があり、本格的なDXに取り組む物流事業者にとっては、まさに本命の補助金と言えるでしょう。
2. 省力化投資補助金|最も使いやすい定番の補助金
人手不足解消に効果がある「省力化製品」を、カタログから選んで導入できる簡易な形式が特徴です。自動倉庫や検品システム、清掃ロボットなど、汎用的な機器の導入に適しています。
従業員数に応じて、5名以下で最大750万円、21名以上で最大3,500万円、101名以上では最大8,000万円まで補助されます(大幅賃上げ要件を満たす場合は最大1億円まで対応)。製品があらかじめ事務局に登録されているため、複雑な審査が比較的少なく、スピーディーに設備投資を行いたい中小企業におすすめです。
3. デジタル化・AI導入補助金|WMS・TMS導入に最適
業務効率化に特化したITツールの導入費用を支援する制度です。2026年度から「IT導入補助金」は「デジタル化・AI導入補助金」に名称が変更され、AI導入への重点支援が強化されました。
物流業界では、在庫管理システム(WMS)や配車管理システム(TMS)、運送管理システムなどのソフトウェア導入によく利用されます。デジタル化枠で最大450万円の補助が受けられ、クラウド利用料も2年分まで対象です。補助率は1/2以内(小規模事業者は2/3以内)となっています。
4. 大規模成長投資補助金|10億円超の大型投資に
地域の雇用を支える中堅・中小企業による、投資額10億円以上(要件により変動あり)の大規模投資を支援します。物流センターの新設や、大規模なマテハン機器の導入を計画している場合に最適です。
補助上限は50億円と極めて高額で、建物費(工場や倉庫の建設費)も対象になるのが大きなメリットです。ただし、賃上げ要件や投資規模のハードルが高いため、長期的な成長戦略に基づいた綿密な計画が必要です。
5. 成長加速化補助金|100億円企業を目指す成長投資に
売上高10億円以上の企業が、さらなる成長(売上100億円等)を目指して行う投資を後押しする制度です。最大5億円の補助が受けられ、工場や物流拠点の新設、高額な機械装置の導入に使えます。
2025年に新設された比較的新しい枠組みで、輸出拡大や賃上げへの貢献が求められます。中堅規模へステップアップしようとする物流企業や荷主企業にとって、強力な支援策となるでしょう。建物、機械装置、ソフトウェアなど幅広い経費が対象となるため、総合的な拠点整備に適しています。
6. 持続可能な物流を支える物流効率化実証事業
荷主企業と物流事業者が連携(コンソーシアム)して行う効率化の取り組みを支援します。自動化機器やシステムの導入に対し、最大3億円(連携実証事業の場合)が補助されます。
改正物流法で求められる「荷主・物流事業者の協力」を体現する制度です。荷待ち時間削減や積載率向上など、サプライチェーン全体での最適化を図るプロジェクトであれば、高い採択率が期待できます。
7. 地域連携モーダルシフト等促進事業
トラック輸送から、鉄道や船舶への転換(モーダルシフト)を促進するための支援事業です。長距離輸送におけるCO2削減やドライバー不足対策として、国や自治体(例:東京港など)が推進しています。
輸送モードの変更に伴う機器導入や実証運行の費用が補助対象となります。環境負荷低減(GX)の観点からも重要度が高まっており、長距離物流を担う事業者にとっては見逃せない選択肢です。
出典:物流効率化に係る補助制度|東京都港湾局
https://www.kouwan.metro.tokyo.lg.jp/business/user/hojyo
補助金申請を成功させるための4つのステップと採択率を高める3つのコツ

補助金はただ申請書を出せば通るものではありません。戦略的な準備とポイントを押さえた計画作りが合否を分けます。
まずは補助金申請を成功させる4つのステップを確認しましょう。
- 改正物流法も見据え、自社の課題を明確にする
- 2026年度の最新情報から最適な補助金を選ぶ
- 将来性を示す質の高い事業計画書を作成する
- 公募期間内に不備なく電子申請を完了する
加えて、採択率を高める3つのコツも紹介します。それぞれ解説していきます。
【ステップ1】改正物流法も見据え、自社の課題を明確にする
まずは自社の現状分析から始めましょう。「荷待ち時間が長い」「在庫管理が属人的」といった現場の課題を洗い出し、2026年の法改正に対応するために何が必要かを定義します。
単に「機械が欲しい」ではなく、「この投資によってドライバーの拘束時間を〇時間削減し、法令を遵守する」といった具体的な目的を設定することが、説得力のある申請の土台となります。数値データを用いて現状のボトルネックを可視化しておくと、後の計画作成がスムーズに進みます。
【ステップ2】2026年度の最新情報から最適な補助金を選ぶ
補助金にはそれぞれ独自の要件やスケジュールがあります。公募要領は頻繁に更新されるため、常に最新情報を確認し、自社の投資規模や内容に合致するものを選定してください。
大規模な拠点新設なら「大規模成長投資」、システムのみなら「デジタル化・AI導入」といった使い分けが重要です。ミスマッチな申請は採択の可能性を著しく下げるため、慎重な見極めが必要です。公募期間が短いものも多いため、常にアンテナを張っておきましょう。
【ステップ3】将来性を示す質の高い事業計画書を作成する
採択の可否は事業計画書の質で決まります。現状の課題、導入する解決策、それによる定量的効果(売上増、コスト減、労働時間削減など)を論理的に記述しましょう。
特に「収益性がどう向上するか」「賃上げをどう実現するか」という経済的な波及効果を具体的に示すことが重要です。審査員に「この事業は投資する価値があり、実現可能性が高い」と思わせるストーリー作りが求められます。
【ステップ4】公募期間内に不備なく電子申請を完了する
多くの補助金は「Jグランツ」などを使用した電子申請となります。GビズIDプライムアカウントの取得には時間がかかる場合があるため、早めの手配が必須です。
書類の不備は門前払いの原因となります。添付書類の不足や記載ミスがないか、公募要領と照らし合わせて徹底的にチェックし、期限に余裕を持って送信を完了させてください。特に決算書や登記簿謄本などは発行日が指定されている場合があるため注意しましょう。
【コツ1】賃上げやGX/DXなど、加点項目を確実に押さえる
審査には「加点項目」が存在します。従業員の賃上げ表明や、環境配慮(GX)、デジタル化(DX)への取り組みなどは、多くの補助金で加点対象となります。
これらの要件を満たすことで、採択ラインぎりぎりの場合に有利に働きます。「パートナーシップ構築宣言」の登録や、ワークライフバランスに関する認定取得なども加点になることがあります。無理のない範囲で、政策目的に沿った加点要素を計画に盛り込むことが、採択率アップの近道です。
【コツ2】最新情報に強い専門家のアドバイスを活用する
補助金制度は複雑で、ルールも毎年変わります。自社だけで全て対応するのは困難な場合が多いため、物流業界や補助金に精通した認定支援機関などの専門家を頼るのが賢明です。
専門家の視点が入ることで、計画書のブラッシュアップや加点項目の漏れ防止ができ、採択の確度が格段に高まります。特に大規模な補助金申請では、コンサルタントのノウハウが成否を分けることも少なくありません。
【コツ3】公募開始前から準備を始める
公募期間は短く、発表されてから準備を始めては間に合わないことが多々あります。過去のスケジュールを参考に、公募開始前から見積もりの取得や計画書の骨子作成を進めておきましょう。
余裕を持って準備することで、内容を十分に練り上げることができます。「いつでも申請できる状態」を作っておくことが、チャンスを逃さないための最大のコツです。導入したい設備のベンダーとも早めに連携し、見積書や仕様書の手配を進めておくことを推奨します。
補助金申請で失敗しないための3つの注意点
補助金活用にはリスクや注意点も存在します。これらを知らずに進めると、資金繰りの悪化やトラブルの原因になりかねません。
主な注意点は以下の3つです。
- 補助金は後払い!採択されてもすぐには入金されない
- 申請すれば必ず採択されるわけではない(不採択のリスク)
- 採択後も事業報告や検査などの義務がある
それぞれ解説していきます。
1. 補助金は後払い!採択されてもすぐには入金されない
補助金は原則として「後払い」です。設備投資やシステム導入の支払いは、先に自社資金や融資で行う必要があります。
申請から入金まで1年以上かかるケースもあります。補助金を当てにして資金繰りを組むとショートする危険があるため、あらかじめ十分なつなぎ資金を確保しておく計画が必要です。金融機関からの融資を受ける場合は、補助金の交付決定通知書が融資審査にプラスになることもあります。
2. 申請すれば必ず採択されるわけではない(不採択のリスク)
補助金はコンテストのようなもので、要件を満たしても必ずもらえるわけではありません。人気のある補助金は倍率が高く、不採択になることも珍しくありません。
「補助金ありき」で事業を進めてしまうと、不採択だった場合に計画が頓挫します。補助金がなくても事業が回るような計画を立てつつ、採択されたらプラスアルファの投資ができる、というスタンスが安全です。
3. 採択後も事業報告や検査などの義務がある
採択され、事業が完了した後も義務は続きます。通常3~5年間は、事業の成果や賃上げ状況などを報告する義務があり、会計検査が入ることもあります。
もし不正受給や目的外利用が発覚した場合、補助金の返還を求められるだけでなく、社名公表などのペナルティを受ける可能性もあります。補助金で購入した設備を勝手に処分することは制限されます。ルールを守り、証憑書類は適切に保管しましょう。
補助金申請の相談先はどこがいい?コンサルタントを選ぶ3つのポイント

確実に採択を狙うなら、パートナー選びが重要です。物流業界の補助金申請において信頼できるコンサルタントを見極める基準は以下の3つです。
- 支援実績と専門性(物流業界と最新の補助金動向に精通しているか)
- 料金体系(リスクの少ない「完全成功報酬制」か)
- サポート体制(事業計画の策定から採択後のフォローまであるか)
それぞれ解説していきます。
1. 支援実績と専門性(物流業界と最新の補助金動向に精通しているか)
単に補助金に詳しいだけでなく、物流業界特有の課題(2024年問題、WMS、マテハン機器など)を深く理解しているかが重要です。
業界知識がないと、現場の実情に即した説得力のある事業計画書が書けません。「物流倉庫のDX」や「運送業の効率化」など、類似案件での採択実績があるかどうかを確認しましょう。専門用語や業務フローへの理解度が、計画書の具体性に直結します。
2. 料金体系(リスクの少ない「完全成功報酬制」か)
報酬体系は業者によって異なりますが、着手金が高額な業者はリスクが高いため注意が必要です。
「着手金無料・完全成功報酬」や、それに近い体系であれば、不採択だった場合のコストリスクを抑えられます。ただし、報酬の安さだけで選ぶとサポート品質が低い場合もあるため、サービス内容とのバランスを見極めてください。成功報酬の相場は採択金額の10~15%程度が一般的です。
3. サポート体制(事業計画の策定から採択後のフォローまであるか)
申請代行だけでなく、採択後の交付申請や実績報告までサポートしてくれるかを確認しましょう。
補助金業務は採択後が本番と言えるほど、煩雑な事務手続きが続きます。最後まで伴走してくれるパートナーであれば、本業に集中しながら安心して補助金活用を進めることができます。長期的な関係を築ける信頼できる相手かどうかが、スムーズな運用の鍵となります。
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物流効率化の補助金に関するよくある5つの質問
最後に、物流関連の補助金を検討する際によくある疑問にお答えします。
Q1. 2026年4月からの法改正で、荷主にも補助金は関係ありますか?
はい、大いに関係があります。改正物流効率化法では荷主の役割が強化されており、2026年4月からは年間貨物取扱量9万トン以上の特定荷主に対して、中長期計画の作成や物流統括管理者(CLO)の選任が義務付けられます。
荷主と物流事業者が連携して行う効率化事業(実証事業など)への補助金が手厚くなっています。荷主企業が主導して、バース予約システム導入やパレット化を進める場合も対象となる制度が増えています。もはや物流補助金は運送会社だけのものではありません。
Q2. 複数の補助金を併用することは可能ですか?
原則として、同一の事業(同じ設備やシステム)に対して、複数の国の補助金を重複して受給することはできません。
ただし、事業内容や導入する設備が明確に異なれば、別の補助金を活用できる可能性はあります。A倉庫のWMSは「デジタル化・AI導入補助金」、B工場の自動倉庫は「省力化投資補助金」といった使い分けは可能です。また、国と自治体の補助金であれば併用可能なケースもあるため、各制度の公募要領を確認しましょう。
Q3. 補助金の申請から入金までの期間はどれくらいですか?
一般的には、申請から採択まで数ヶ月、事業実施後の完了報告から入金までさらに数ヶ月かかるため、トータルで1年~1年半程度かかることが一般的です。
この間、設備代金などの支払いは先行して発生します。つなぎ融資を利用する場合も、その利息分などは基本的に自己負担となります。資金繰り計画は余裕を持って立てることが重要です。なお、デジタル化・AI導入補助金など一部比較的サイクルの早いものもあります。
Q4. 中古のフォークリフトなども補助金の対象になりますか?
補助金によって異なりますが、「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」など一部の制度では、一定の条件を満たせば中古品も対象になる場合があります。
主な条件として、購入単価が50万円(税抜き)未満であること、2者以上(または3者以上)の古物商許可を持つ中古品販売事業者から型式や年式が記載された相見積もりを取得することなどが求められます。しかし、多くの省力化投資補助金などは新品が前提となることが多いです。申請したい補助金のルール(公募要領)を個別に確認してください。
Q5. 採択後に計画が変更になった場合はどうすればよいですか?
勝手に変更することは認められませんが、事前に事務局へ「計画変更承認申請」を提出し、承認されれば変更可能な場合があります。
ただし、補助金の趣旨から大きく逸脱する変更や、単なる安価な製品への変更などは認められないこともあります。導入メーカーの変更や型番の変更などは承認されることが多いですが、事業目的が変わるような変更はNGです。変更が必要になった段階で、速やかに事務局や支援専門家に相談しましょう。
まとめ:2026年は法改正と補助金活用で、物流改革を加速させる年にしよう
2026年は改正物流効率化法の施行により、物流業界にとって大きな変革の年となります。これを負担と捉えるか、進化の好機と捉えるかで企業の未来は変わります。
豊富な補助金制度を有効活用すれば、コストを抑えながら最新のシステムや設備を導入し、生産性を劇的に向上させることが可能です。
まずは自社の課題を明確にし、早めの情報収集と準備を始めましょう。変化を恐れず、賢く制度を利用して、持続可能な物流体制を構築してください。
記事の執筆者
株式会社イチドキリ 代表取締役
徳永 崇志
兵庫県西脇市出身。岡山大学教育学部出身。大手システムインテグレーターでエンジニアとしてのキャリアをスタートし、その後、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に携わる。株式会社レアジョブではAIを用いた新規事業の立ち上げに従事し、リリース1年で国内受験者数No.1のテストに導く。株式会社素材図書で副社長兼執行役員を務め、事業再構築補助金を活用した新規事業開発・立ち上げを担当。その後株式会社イチドキリを設立。現在は経済産業省(中小企業庁)認定の経営革新等支援機関として、システム開発に特化した補助金コンサルティング事業を運営。 2016年に「基本情報技術者試験」合格、2024年にGoogle認定資格「Google AI Essentials」、厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」取得。