「骨太の方針」とは、日本政府が毎年発表する経済財政運営と改革の基本方針のことです。これにより、経済成長戦略、財政健全化、社会保障改革、構造改革などが示されます。
2024年6月21日に閣議決定された骨太の方針2024では、リスキリング(再教育)の推進が大きな焦点となっており、全世代に対する教育訓練給付の引上げや、経営者向けのリスキリングプログラムの創設が盛り込まれています。この方針は、日本の経済政策と予算編成に大きな影響を与えます。
骨太の方針とは
「骨太の方針」とは、日本政府が毎年6月頃に発表する政権の重要課題や翌年度予算編成の方向性を示す方針を指します。正式には「経済財政運営と改革の基本方針」といい、一般的には「骨太の方針」と呼ばれています。この方針は、政府が経済政策や財政政策、成長戦略、社会保障などの重要な政策分野において、どのような方向性で施策を進めていくかを示したものです。
主な内容は以下の通りです:
- 経済成長の戦略:日本経済の成長を促進するための具体的な戦略や施策。
- 財政健全化:財政赤字の削減や国の借金を減らすための計画。
- 社会保障改革:持続可能な社会保障制度を維持するための改革案。
- 構造改革:産業や労働市場などの構造改革を推進するための方針。
「骨太の方針」は、日本の経済政策の基本的な指針となるものであり、政府の具体的な施策や予算編成に大きな影響を与えます。
リスキリングに関する記述
2024年6月21日に閣議決定された基本方針では、以下のような記述がなされています。
三位一体の労働市場改革
賃上げを持続的・構造的なものとするため、三位一体の労働市場改革を推進する。リ・スキリングによる能力向上支援については、全世代のリ・スキリングを推進する。教育訓練給付の給付率の引上げを含めた拡充、対象資格・講座の拡大に取り組む。具体的には、給付率を最大70%から80%に引き上げるとともに、教育訓練休暇中の生活を支える新たな給付金を創設する。2024年3月に創設した団体等検定に係るスキルの習得講座の対象への追加について、2024年中に検討を行うとともに、幅広い業種(建設、物流、観光等)において、業所管省庁や業界団体の協力を得て、団体等検定制度の活用を促進する。
地域の産学官のプラットフォームを活用したリ・スキリングの対象に経営者を追加し、2029年までに約5,000人の経営者等の能力構築に取り組む。大学と業界が連携して、最先端の知識や戦略的思考を身に付けるリ・スキリングプログラムを創設し、2025年度中に約3,000人が参加することを目指す。
成長分野への労働移動の円滑化については、求人・求職・キャリアアップに関する官民情報の整備・集約を進めるとともに、2025年度に、リ・スキリングのプログラムや施策内容を含む各種情報を可視化するプラットフォームの整備を開始する。労働市場改革を進めるため、国民会議の開催の検討等、国民運動を展開する。
経済財政運営と改革の基本方針 2024~賃上げと投資がけん引する成長型経済の実現~より
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2024/2024basicpoliciesja.pdf
経営者を含めた全世代向けリスキリング施策が行われること、また教育訓練給付制度を強化していくこと等が記載されています。
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記事の執筆者
株式会社イチドキリ 代表取締役
徳永 崇志
兵庫県の実家で、競走馬関連事業を展開する中小企業を営む家庭環境で育つ。
岡山大学を卒業後、大手SIerでエンジニアを経験し、その後株式会社リクルート法人営業に携わる。株式会社レアジョブではAIを用いた新規事業の立ち上げに従事し、リリース1年で国内受験者数No.1のテストに導く。株式会社素材図書で役員を務めた後、株式会社イチドキリを設立。中小企業向けに、補助金獲得サポートや新規事業開発や経営企画のサポートをしている。Google認定資格「Google AI Essentials」を2024年に取得済。