次年度も予算が約1.7倍となり、継続される見込みであることが判明しました!(2025年2月追記)
2025年度はどうなる?東京都助成金「新たな事業環境に即応した経営展開サポート事業」について
東京中小企業振興公社が主催している「新たな事業環境に即応した経営展開サポート事業」について簡単に解説していきます。
申請要件となる5つのこと
令和6年度4月1日時点で以下5つを満たす必要があります。
1.法人は本店(実施場所が都内の場合は支店でも可)の登記が都内にあること。個人事業主は納税地が都内にあること
2.直近決算期の売上高が、「2019 年の決算期以降のいずれかの決算期」と比較して減少している、又は直近決算期において損失を計上している都内中小企業
3.以下に当てはまる都内の中小企業者であり、大企業が実質的に経営に参画していないこと
| 業種 | 資本金及び従業員 |
|---|---|
| 製造業、情報通信業(一部はサービス業に該当)、建設業、運輸業、その他 | 3億円以下又は 300 人以下 |
| 卸売業 | 1億円以下又は 100 人以下 |
| サービス業 | 5,000 万円以下又は 100 人以下 |
| 小売業 | 5,000 万円以下又は 50 人以下 |
| 飲食業 | 5,000 万円以下又は 50 人以下 |
4.令和6年度において、本事業で1度も交付決定を受けていないこと。
5.申請内容が、申請者が所有又は賃借する本社・事業所・工場等において取り組まれ、実施場所に応 じて以下の条件を満たすこと。
| 実施場所 | 条件 |
|---|---|
| 東京都内 | ・令和6年4月1日時点で東京都内に登記簿上の本店又は支店があること |
| 東京都外(神奈川県、埼玉県、千葉県、 群馬県、栃木県、茨城県、山梨県に所在 すること) | ・令和6年4月1日時点で東京都内に登記簿上の本店があること |
どんな補助金?
どんな事業だと助成対象になるのか
既存事業の「深化」: 経営基盤の強化に向け、既に営んでいる事業自体の質を高めるための取組
- 高性能な機器、設備の導入等による競争力強化の取組
- 既存の商品やサービス等の品質向上の取組
- 高効率機器、省エネ機器の導入等による生産性の向上の取組
または
既存事業の「発展」: 経営基盤の強化に向け、既に営んでいる事業を基に、新たな事業展開を図る取組
- 新たな商品、サービスの開発
- 商品、サービスの新たな提供方法の導入
- その他、既存事業で得た知見等に基づく新たな取組
経営基盤の強化をするために、既存事業の改善もしくは、貴社の強みを活かした新規事業創出に対して補助が出ます。
どんな助成対象経費があるのか
かなり幅広い経費が助成対象となります。
■システム等導入費
┗システムの構築・改修費、クラウドサービスの利用費
■不動産賃借料(最大1年間)
┗本事業の取組に必要な事務所、施設等を新たに借りる場合のみ
■販売促進費(上限200万円)
┗自社Webサイト制作・改修費/PR 動画製作費/広告費(Web・SNS広告を含む)/オンライン出展基本料/ECサイト出店初期登録料等
┗本経費単体での申請はNG
他にも以下の費用が対象です。
■原材料・副資材費
■機械装置・工具器具費
■委託・外注費
■産業財産権出願・導入費
■規格等認証・登録費
■設備等導入費
■専門家指導費
■その他経費(上限100万円)
助成額と補助割合
800万円(経費区分によって上限有)、助成対象経費の2/3以内です。
募集と事業実施スケジュール
いつからいつまでなのかよくご質問いただくことが多いので、詳細を説明します。
2025年3月末まで毎月募集されます。
但し予算*が終わり次第、打ち切りとなるためできるだけ早いタイミングでのお申込みをお勧めします。
また今回は申請して1次審査(書類審査)が終わった後は2次審査(対面での面接審査)があり、その合格事業者のみが交付決定となります。
交付決定から最大1年間が助成対象となります。
※第6回より「多くの申請をいただいている状況を踏まえ、申請受付期間を変更しました」とアナウンスがあり、申請受付期間の表記が変更となりました(2024/08/28追記)
※第8回より申請方式が先着受付から全員受付になったりと変更があります。詳しくは以下関連記事をご確認ください(2024/10/31追記)
記事:【速報】東京都助成金「新たな事業環境に即応した経営展開サポート事業」の募集要項が大幅変更! 申請前に確認すべきポイント
| 申請受付期間 | 交付決定 | |
|---|---|---|
| 第2回(終了) | 2024年5月1日から5月15日まで | 2024年7月下旬 |
| 第3回(終了) | 2024年6月1日から6月14日まで | 2024年8月下旬 |
| 第4回(終了) | 2024年7月1日から7月12日まで | 2024年9月下旬 |
| 第5回(終了) | 2024年8月1日から8月15日まで | 2024年10月下旬 |
| 第6回(終了) | 2024年9月2日から(15分で受付終了) | 2024年11月下旬 |
| 第7回(終了) | 2024年10月1日から(6分で受付終了) | 2024年12月下旬 |
| 第8回(終了) | 令和6年11月1日から11月14日まで | 2025年2月下旬 |
| 第9回(終了) | 2025年1月6日から1月14日まで | 2025年4月下旬 |
| 第10回 | 2025年3月3日から | 2025年6月下旬(予想) |
*53億円(東京都令和6年度(2024年度)東京都予算案の概要)

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関連記事:採択率アップ!「新たな事業環境に即応した経営展開サポート事業」審査の視点を徹底分析
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記事の執筆者
株式会社イチドキリ 代表取締役
徳永 崇志
兵庫県の実家で、競走馬関連事業を展開する中小企業を営む家庭環境で育つ。
岡山大学を卒業後、大手SIerでエンジニアを経験し、その後株式会社リクルート法人営業に携わる。株式会社レアジョブではAIを用いた新規事業の立ち上げに従事し、リリース1年で国内受験者数No.1のテストに導く。株式会社素材図書で役員を務めた後、株式会社イチドキリを設立。中小企業向けに、補助金獲得サポートや新規事業開発や経営企画のサポートをしている。Google認定資格「Google AI Essentials」を2024年に取得済。