「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」補助金について簡単に解説していきます。
どんな補助金?
どんな費用が対象か
リスキリング(スキルアップ)講座と転職支援を提供する事業者の運営費用とその受講生の受講費に対して補助が出ます。
補助額と補助割合
下限と上限はありません。補助割合は経費によりますが1/2~7/10です。*1
募集スケジュール
いつからいつまでなのかよくご質問いただくことが多いので、詳細を説明します。
基本的には年間を通じて随時、複数回に分けて募集されます。*2
| 公募(申請期間) | 採択発表 | |
|---|---|---|
| 一次公募 | 2023年3月31日~2023年5月10日 | 2023年6月20日 |
| 二次公募 | 2023年6月20日~2023年7月28日 | 2023年9月15日 |
| 三次公募 | 2023年9月15日~2023年10月27日 | 2023年12月18日 |
| 四次公募 | 2024年2月28日~2024年4月10日 | 2024年6月中旬(予定) |
| 五次公募 | 未定 | 申請〆切から約1.5か月後 |
国の予算
経済産業省にて2023年度 753億円、2024年度 97億円の予算がついています。*3
*1 補助対象経費により補助率が異なる。事業計画書次第で数億円~数十億円の補助受給(3~4年間で)が可能
*2 2024年度は予算がついており、3~4回の募集となる予定。後述の補助対象経費・補助率で補助されます。但し2025年4月1日以降に採択された事業は補助率が落ちるとだけ明記されています。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業HPより(https://careerup.reskilling.go.jp/business/)
*4 経済産業省 令和4年度・5年度補正予算より(https://www.meti.go.jp/main/31.html)
どんな事業だと補助対象になるのか。
スキルアップ転職できる講座*4を提供可能(予定)で、かつ無料・有料人材紹介業の認可をお持ちの事業者ならどなたでも対象です。*5
いわゆる「未経験から3か月でWebマーケターになれます!」といったオンラインスクールに人材紹介業の要素が加わった事業が対象になるイメージです。
*4 申請段階で講座は作成不要。15時間以上の職業に関連のある講座内容を後ほど作成すればOK。講座=営業、Webマーケティング・デザイナー、プログラミング、語学(英語や日本語)、介護士スキル、保育士スキル、CAD・BIMオペレーター、人事スキル、接客スキル、DXスキル、PCスキル等々、特に指定はありません。
*5 1社だけではなく2社以上の共同申請で申請要件を満たすことも可能です
どんな補助対象経費が対象でどれくらい補助がつくの?
対法人(事業者)
人件費・事業費(謝金・補助員人件費・広告費・システム構築と運営費、その他経費)
→経費別ですが、50%~70%が補助されます。
対個人(受講生)
リスキリング経費
→条件によりですが、受講費の50%~70%が補助されます。
対法人(事業者)への補助の詳細
①人件費(キャリア相談、転職支援、求人開拓等):補助率1/2
②キャリア相談のための外部専門家の謝金:補助率1/2
③バックオフィス人件費:補助率7/10
※①+②+③=支援開始人数1人当たり合計 10 万円に収まるように設定
④広告費:補助率7/10(広告掲載費・広告手数料等)
※集客目標人数1人当たり 2.5 万円に収まるように設定
→ つまり1人当たり3.5万円支出で最大2.5万円補助
⑤システム構築・運営費:補助率7/10(顧客管理ツール・動画管理ツール・LP制作費・LPやシステムの保守運用費等)
集客目標人数に応じて、以下に収まるように設定
| 集客目標人数 | 補助額 | どれくらい支出でどれくらい補助が付く? |
|---|---|---|
| 99人以内 | 100万円 | 最大142万円支出で100万円補助 |
| 100~499人 | 200万円 | 最大284万円支出で200万円補助 |
| 500~999人 | 500万円 | 最大714万円支出で500万円補助 |
| 1,000~4,999人 | 1,000万円 | 最大1,428万円支出で1,000万円補助 |
| 5,000~9,999人 | 3,000万円 | 最大4,285万円支出で3,000万円補助 |
| 10,000~19,999人 | 5,000万円 | 最大7,142万円支出で5,000万円補助 |
⑥そのほか経費:補助率7/10
支援開始人数1人当たり1万円に収まるように設定
→1人当たり1.4万円支出で最大1万円補助
対個人(受講生)への補助の詳細
以下の割合の金額が受講生へ補助されます。
リスキリング講座修了時に50%(上限40万円)
1年間継続して就業確認時に20%(上限16万円)

完全解説BOOKの無料プレゼントと弊社について

株式会社イチドキリは「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」補助金の申請支援社数が日本で最も多い会社です。
また代表の私自身が株式会社リクルートで「スタディサプリ」、株式会社レアジョブで「レアジョブ英会話」等といったリスキリング領域で営業や事業開発を経験してきたからこそ、より本質的なご支援が可能です。
以下の専用ページよりお問合せいただいた方限定で「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業 補助金完全解説BOOK」をプレゼントしております。
- 本補助金の概要
- 満たす必要がある主な3つの要件+α
- 見落としがちな3つの注意点
- 採択事業者の事例
申請を考えている事業者の方は必見の資料です。
お気軽にご相談ください。
https://hojyokin.ichidokiri.jp/

関連記事
【採択率UPのチェックリストがDL可能】「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」補助金の申請におけるポイント
1兆円投資!日本におけるリスキリング政策
骨太の方針2024におけるリスキリング施策
その他の記事
1兆円投資!日本におけるリスキリング政策
参考記事:リスキリングとは?重要となった背景やメリット・デメリットを解説します|Re:ZONE
関連記事:DX人材育成研修サービスおすすめ59選を比較(オンライン学習)!選び方や社員研修を進める方法も紹介|MENTER
また、ランクアップ株式会社では、中小企業や個人事業主などに向けて、実践的な集客方法のサポートをしています。現在、集客に課題を抱える方は、ぜひ一度ご相談ください。
https://rankup-stage.com/
記事の執筆者
株式会社イチドキリ 代表取締役
徳永 崇志
兵庫県の実家で、競走馬関連事業を展開する中小企業を営む家庭環境で育つ。
岡山大学を卒業後、大手SIerでエンジニアを経験し、その後株式会社リクルート法人営業に携わる。株式会社レアジョブではAIを用いた新規事業の立ち上げに従事し、リリース1年で国内受験者数No.1のテストに導く。株式会社素材図書で役員を務めた後、株式会社イチドキリを設立。中小企業向けに、補助金獲得サポートや新規事業開発や経営企画のサポートをしている。Google認定資格「Google AI Essentials」を2024年に取得済。
